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スクールホリデーの過ごし方

さて、ニュージーランドは今スクールホリデーです。
日本では春休み、夏休み、正月休みとあるところですが、ここでは少しシステムが違います。

School Holiday
School Holiday


(大学を除く教育機関での)基本的なスクールホリデーは、「10週行って2週休む」の繰り返しです。
この「10週」がTerm 1からTerm 4として区切られるので、4学期あるってことですね。
例外はクリスマスホリデー。
年末年始のみ、約1ヶ月の休みになります。


で、ここで問題になるのがニュージーランドのひとつの法律。
「14才以下の子どもに留守番させてはいけない」というもの。
留守番できるようになることがひとつの大きな通過点のように考えられてる日本人からすると一瞬「え?」と耳を疑いたくなる話ですが、ホントの話です。
細かい規定はあるようですが、基本的にはさっき書いたとおりで、ニュージーランドでは「14才以下の子どもを大人のいない状況で家にいさせるのは安全じゃない」と考えられているそうです。

以前、ワーホリで滞在していた時にバックパッカーズで仕事をしていたんですが、たまにオーナーに家の留守番を頼まれることがありました。
オーナー夫妻には2人の小さい子どもがいて、子ども好きなぼくとしてはベビーシッティングでお金をもらえるのはありがたい話でした。
当時は「ベビーシッターを雇ってまで、夫婦で夜出かけるなんてなんかいいなぁ」程度にしか思ってなかったんですが、今思うとベビーシッターを雇わないわけにはいかなかったんですね。

Photo Credit: gak


話は戻ってスクールホリデーですが、子どもがいくら休みでも大人には仕事があります。
以前にも書きましたが、ニュージーランドの有給は年に4週間(20日)。
スクールホリデーは年間で10週間以上。
大人の休みが全然足りません。
かと言って留守番させとくわけにも行きません。
では、子どもを家に置いておけないとなるとどうするか。


ひとつの選択肢は自分も休みをとって旅行に行くことです。
うちの近所はわりに富裕層が多いエリアなのもあって、スクールホリデーになるとひっそりとします。
どういうことかというと、家族で1週間旅行に出たりしてるそうです。
ボートを持って別荘にいったり、何ヶ所かのホリデーアパートメントを転々としたり。
テレビを見ててもスクールホリデー期間はニュースキャスターも休みを取るので毎日人が変わります。
すごいですよね。
これが1年に4回あると思うと、日本でお盆や正月に旅行に行くのとは少しスケールが違います。

もうひとつの選択肢は、日本では考えにくいですが職場に連れてきちゃうんです。
実際、以前ボランティアをしていた自転車屋にもスクールホリデーになると、何人か子どもが店の中をウロウロとしてたり、現在の職場でもボスが孫を連れてきたりします。
そういえば、バスの運転手が子どもを乗せて走ってたりもしました。
なんとなくこーゆーのって、アットホームでいいなぁと思うわけです。


ニュージーランドではなによりも家族が優先されます。
この国の魅力の大きな一つですね。


参考資料:
""Home Alone" and the supervision of children and young people" Practice Centre


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ラグビー観戦のススメ

ラグビー大国ニュージーランドにラグビーのオフシーズンはほとんどありません。
2月末から約5ヶ月間にわたって熱戦が繰り広げられた南半球最高峰のリーグSuper Rugbyが終わってすぐニュージーランド代表All Blacksが再始動しています。
6月にあったアイルランドとのテストマッチ以来で、現在はニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、そして今年から参戦したアルゼンチンによる4カ国対抗Rugby Championshipの真っ只中。

All Blacks v Wallabies
Wallabies相手にハカをするAll Blacks


ワーホリや留学でニュージーランドに来て、せっかくだからラグビーを見てみたいという人も少なくないと思います。
ただ、All Blacksが国内でする試合は年に6試合ほど。
Aucklandにいても見れるのは多くても年に2試合程度です。


そこで特にこの8月から10月の期間、全国どこにいてもラグビー観戦のチャンスがあるのがニュージーランド国内最高峰のリーグITMカップです。

ITM Cup at Eden Park
週末昼間のITMカップ@Eden Park


これはその地方ごとにいい選手を集めて作ったチーム同士の州代表選のようなもので、All Blacksが活躍する国対抗のテストマッチやSuper Rugbyに比べると実力面や華やかさでは少し劣るものの、今後のAll BlacksやSuper Rugbyを担っていくであろうヤングガンを発見できるという楽しみがあります。
もちろん若い選手だけではなく、元All Blacksの選手やSuper Rugbyで活躍しながら惜しくも代表入り出来なかったスター選手も出てますし、チケットもテストマッチなら最低でも$50、Super Rugbyなら$20するところ、$10程度でみれてお得。(会場によって異なります。子どもはタダのところもアリ)

Kids go free at Eden Park
子どもは無料のITMカップ@Eden Park


このITMカップに出場しているチームで、今年どうしても日本人として応援せずにいられないチームがあります。
南島のOtagoです。
なぜか?
日本人が参戦しているんです。
しかも2人も。

田中史朗選手と堀江翔太選手で、2人は日本では強豪パナソニックワイルドナイツに所属しています。
ワイルドナイツは最近All BlacksのスーパースターSonny Bill Williams(SBW)が移籍したことでも話題になっていますよね。
両選手は現日本代表の主力でもあり、2019年に日本で開催が決まっているラグビーワールドカップを成功させるためにも彼らがニュージーランドで活躍することに大きな期待がかかっています。



ちなみに日本では現在トップリーグの真っ只中。
以前にも少し書きましたが、今年は特にパナソニックのSBWはじめ、他にも多くの(元)All Blacksが助っ人として参戦中です。
2012 トップリーグ試合スケジュール


ラグビーのルールはサッカーのそれと比べると難解で、はっきり言って全てを理解するのは至難の業だと思います。
ぼく自身もラグビーをしたこともありませんし、ワーホリでニュージーランドにくるまで全く興味ありませんでした。
知っていたのは「ボールは後ろにパスしないといけない」と「ボールを敵陣ゴールラインに向こうに置けばトライ(得点)」の2つくらい。
今でもおそらく半分くらいしかわかってないと思います。

でもスタジアムに行けばルールなんて分からなくてもその迫力だけで十分楽しめます。
個人的には最初はできるだけピッチに近い最前列で見ることをオススメします。
特にスクラムで体と体がぶつかる音は大迫力。

Scrum
スクラムの迫力をすぐそばで!


残念ながらOtagoは今期Aucklandでの試合はないんですが、その他の地域ではまだまだ彼らの挑戦を生で見れチャンスがあります。
時間があれば一度スタジアムに見に行ってはいかがでしょうか?
田中・堀江両選手には夢のSuper Rugby、Highlanders入りを目指してがんばってほしいです。
2012 ITM Cup Fixture and Results



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オリンピック、Shotputのまさかの結末

さて、ロンドンオリンピックが終わりました。
日本にいた時は競技はおろか開会式も閉会式もほぼ見たこともなく特に興味もなかったんですが、今回は結果的に毎日なにかしら見ていた気がします。


以前にも書いたんですが、日本とニュージーランドでは注目の競技が全然違います。
それはメダルの獲得競技にも顕著に現れていて、今大会のメダル獲得種目はこんな感じです。

ニュージーランドのメダル獲得数
金6つ、銀2つ、銅5つと大活躍のニュージーランド

ぱっと見て一番目につくのはSailingとRowingの多さ。
日本語でゆーとこのセーリングとボートで、水物?でカヤックを入れると13個のメダルのうち8個を占めます。
これは今大会に限ったことじゃなく、過去の記録を見てもかなりニュージーランドが得意としてる競技のようですが、種目を見てもイマイチピンときこないものが多いです。
セーリングやボートだけでこんなに種目があることにびっくり。


びっくりといえばCycling。
銀メダルをとったBMXがかなり激しい競技だったり、競輪がKeirinと英語になってたり、Pursuitは観ててもなんだかよくわかんなかったり、、、。
前大会までで計4つのメダルだったことを考えれば、今回のCyclingでのメダル3つは大躍進じゃないでしょうか。

New Zealand Team Pursuit
Photo Credit: Sum_of_Marc


そして今大会最後に待ってたドラマがShotput。
Shotput、、、これもピンときませんよね。
日本語でゆーところの砲丸投げです。

前大会で金メダルに輝いたValerie Adams。
彼女は今大会のニュージーランド人選手の中でも最も金メダルを有力視されていたアスリートだったと思います。
ところが大会10日目に行われた決勝ではベラルーシのOstapchuk Nadzeya選手に破れまさかの2位。
あちこちで「どーした?Adams??」なんて報道され、ゲーム後は悔しさで涙を浮かべていたのが印象的でした。

が、閉会式のあった翌日、ニュージーランド時間で火曜日の朝にテレビをつけたらまさかのニュース。
1位だったOstapchuk Nadzeyaが薬物検査で陽性反応を示しメダル剥奪。
Valerie Adamsが繰上げで金メダルを受け取る事になったのです。
2大会連続の金獲得はホントにすごいこと。


そしてここからがまたニュージーランドらしい。
金に輝いたことを祝えてない(表彰式では銀だった)ことで、あちこちで「ちゃんと彼女の偉業を祝ってやるべきじゃないか」なんてゆー声が上がってます。

Facebookでは国民的スター集団であるラグビーの代表チーム、All Blacksに向けてこんな投稿をしてる人もいました。
Hey All Blacks, heard the news about Val's Gold medal? wicked aye! Well I have an even wicked-er idea. It sucks that Val didn't get to receive her gold in front of all those people and so I propose that before your game against England at Twickenham she gets the medal ceremony she deserves. Imagine it now...she would have adoring fans, in the same city where she fairly and squarely won, and we would get to stand with her and sing our anthem. So NZ Olympic Team and our World Champion All Blacks, what do you reckon? (from Facebook)

内容を簡単に言うとAll Blacksへの提言で、今年のAll Blacksのヨーロッパ・ツアー最終であるEngland戦があるロンドンで彼女を祝いませんか?とゆーもの。
ラグビーの世界チャンピオンとニュージーランドのオリンピックチームが揃い、そこで国歌斉唱、、、考えただけでもワクワクするとってもおしゃれな提言だと思います。

All Blacksとしても、来週AucklandのMt Edenで行われるWallabiesとのテストマッチで何かできないかと検討中だったりするらしいですが、当の彼女は残念ながら10月の頭まではそのままヨーロッパに残って他の大会なんかの予定があるらしくスケジュール的に難しい様子。
彼女自身はすぐにでもメダルを受け取りたい考えで、できればニュージーランドに戻る前に滞在先のスイスで受け取れるのがいいとのこと。
しかしメダルを剥奪された選手は薬物使用を強く否定していて、メダルがValerie Adamsに渡るまでには少し時間がかかる見込みだそうです。

Valerie Adams
Photo Credit: tenews.maori.nz

個人的には盛大なセレモニーももちろん必要だけど、なによりできるだけ早く真のチャンピオンに金メダルが届いて、そのメダルを胸に笑顔で彼女がニュージーランドに帰国できればいいなぁと思います。


そんなこんなでロンドンオリンピック、最終的にニュージーランドは金を6つ、銀を2つ、そして銅を5つとゆー計13個のメダルを獲って終了。
1988年のソウル・オリンピックの最多記録に並ぶ、大活躍で幕を閉じました。


参考資料:
New Zealand Olympic Team
Official London 2012 Website
Yahoo! New Zealand Sport London 2012 Coverage
”Adams slams cheat, wants medal pronto” Stuff.co.nz


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ニュージーランドが活躍するオリンピック種目

オリンピック真っ只中。
昨年このニュージーランドでラグビーワールドカップが開催された時にはもうどこもかしこも大騒ぎでしたが、それに比べるとどーも盛り上がりに欠ける気がするオリンピック。
ま、開催地でもないしこんなもんなんですかね。

Photo Credit: iwillbehomesoon


さっきニュージーランドが今大会2つ目のメダルを獲りました。
獲ったのは銅メダルで、種目は女子ボートのペア。
昨日の1つ目のメダルは総合馬術の団体でした。
どっちもあんまり日本では馴染みないですよね。
それでニュージーランドにとって夏季オリンピックがどんなものなのかをちょっと調べてみました。


まずわかりやすいところでメダルの獲得数ですが、前大会の北京でだと
  • 金x3
  • 銀x2
  • 銅x4
だそーです。

日本はとゆーと
  • 金x9
  • 銀x6
  • 銅x10
たった400万人そこそこの国の規模を考えると結構すごい気がします。

Photo Credit: Welsh Government / Llywodraeth Cymru


そして前大会までの通算の競技別で見るとニュージーランドのトップ3は
  1. 陸上(金x9、銀x2、銅x8)
  2. セーリング(金x7、銀x4、銅x5)
  3. ボート(金x6、銀x2、銅x8)
に対して日本は
  1. 柔道(金x35、銀x15、銅x15)
  2. 体操(金x28、銀x31、銅x33)
  3. レスリング(金x24、銀x17、銅x15)
と見ての通り、まったく違うのが面白いところです。
なのでテレビを見てても注目されてる競技が日本と全然違います。
やけにカヌーやボートなんかが多く、体操はさっぱり。


そんな中で最初に書いた今大会ニュージーランドにとって初のメダル獲得となった馬術なるものを初めてテレビ観戦しました。

馬術にはEventing(総合馬術)、Dressage(馬乗馬術)そしてShow Jumping(障害飛超)の3種目にそれぞれ個人と団体があるそーです。
さらにこのEventingはDressage、Cross countryとShow Jumpingの3種目の総合で競うようで、その中で見たCross countryがとっても面白かったです。

Cross countryなんてゆーとスキーしか知らなかったんですけど、簡単に言うと馬に乗って様々な障害物が用意されてるフィールドを時間内に走りきれるかを競うスポーツです。
そのフィールドとゆーのがなんとゆーかゴルフ場のような緑いっぱいの公園。
そりゃ日本ではなかなか難しいですよね、、、。
観戦する人なんかまるで「ピクニックに来たらなんかやってるからたまたま見てる」ような感じ。

さらに設置されてる障害もShow Jumpingで使うようなただのハードルタイプの障害物じゃなくて、例えば三日月の形してたり城の形してたりと結構凝った作りをしてるんです。
なんか優雅だなぁ、と。
うん、やっぱ日本じゃねぇ、、、。

Photo Credit: Peter J Dean

Photo Credit:  Peter J Dean


ちなみにニュージーランドでは趣味として乗馬が割合ポピュラーで、「男の子は車で、女の子なら乗馬」と言われるくらい特に女性の乗馬好きが多いです。
ま、ポピュラーといってもお金はそれなりにかかるんですけどね。


日本にいた時にはさっぱり関心なかったオリンピックなのにのに、ちょうど時間的に家にいる時間帯TVをつけるとやってるんでなんとなく見ちゃう。
さて、他の種目ではどんな活躍が見れるのか?


参考資料:
New Zealand at the Olympics” Wikipedia
"オリンピック日本選手団" Wikipedia


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寄付の文化

日本では見かけないけど、ニュージーランドではわりとアチコチで見かけるコレ。
大きなポストのような形してますけど、入れるのは手紙じゃなくて服。

Clothing bin


日本だと着なくなった衣類は雑巾にするか捨てるかがほとんどだと思います。
古着屋もありますが数も少ないし、よっぽど価値のあるものじゃないと引き取ってくれないでしょう。

ニュージーランドでももちろん日本のようないわゆるブランド物を扱う古着屋もありますが、それよりも圧倒的に多いのが非営利目的のリサイクルショップです。

具体的にどーゆーことかとゆーと、家で着なくなった衣類を上の写真のようなClothing binに持って行って放り込みます。
あるいは店によっては店頭に直接持って行ってもいいみたいですが、それを受け付けると開店してない時間帯に店の前に不要品を持ってきて置いて帰る人が多く店先がゴミの山のような状態になってしまうらしく、ほとんどの店がClothing binの利用をすすめています。
Clothing binに入れられたものは回収されて、Red Cross ShopsやSalvation Army Family Storesなんかで格安で売られ、その収益がそれぞれ団体のサポートするところに寄付されるわけです。

Salvation Army Family Store and Red Cross Shop


こーいった非営利のリサイクルショップはわりとアチコチにあって、うちの近所にも徒歩10分圏内にRed Crossが2件、Salvation ArmyとHospice shopがひとつずつあって、特に週末は子供から大人まで沢山の人で賑わってます。

売られてるのはホントにどーしよーもなさそうな食器から本やボロボロの服におもちゃ、中には買う人がいるのかどーか古下着まで様々。
もちろんまだまだ使える掘り出し物もあります。


ニュージーランドで生活してるとホントに「寄付の文化」がすごいとゆーことを感じます。
場所によっては小学校だって寄付で運営されているところもあります。

日本のように駅前で大声出したり頭を下げたりしてお願いする、とゆーことは全くなくどっちかとゆーと募金箱をガシャガシャ振って注意をひいて「募金してよね」的なスタンス。
他にも募金活動は街角でビスケットを売ったり、sausage sizzleと呼ばれるホットドッグを売ったりと。
普通に家やオフィスに募金箱を持って廻ってくることもありますし、そして誰もそれを嫌がったりはせずむしろ進んでサポートをしています。

日本人にはなかなか馴染むのが難しいけど、とってもニュージーランドらしいいい文化だと思います。


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裸足の人々

もし「ニュージーランドに来てびっくりしたことはなんですか?」なんてアンケートをとったら、おそらくこんなのが上位に食い込むんじゃないかと思います。


  • どんなに寒くても半袖や短パンの人がいる。
これは未だにぼくも驚きますし、理解できません。
昨日はかなり寒かったんですが、お隣に住んでるKiwiは半袖のポロシャツ姿でした。


  • 食後の洗ったお皿は石鹸がついたまんま乾かす。
たぶんかなりの人は食洗機を使ってます。
食洗機がない人は嫌々ながら手洗い。
でも、洗われたお皿は石鹸がついたまんま乾かされて次回そのまま使われます。
慣れればどーってことはないんですけど、日本人には難しいですよね。

  • 裸足の人々。
今回のトピックはこれです。
大人も子供も、男性も女性も、家の中でも外でも、スーパーでもショッピングセンターでも、田舎でも都会でも、夏でも冬でも。
とにかくどこでも足元を見ると裸足の人がいっぱい。
と書くと、ちょっと言い過ぎですがそれくらい多いんです。

Photo Credit: stenz


ぼくもワーホリ時代の後半は裸足でした。
周りを見てるとあんまりにも気持ちよさそうだったし、なんだか逆に靴をはいてるほうがおかしいような気さえしてきたんです。
トイレの中だとかちょっと抵抗のあるところも、時間がたつにつれて抵抗がなくなってくるし、最初は夏だったこともあってアスファルトが熱くて火傷してしまったけど、それを過ぎればとっても快適だったのを覚えています。
とくに芝生の上なんかは最高でした。

Green, green, green!


これはニュージーランドだけじゃなく、オーストラリアでもそうでした。
なにがどーなってそうなっているのかははっきりとはわかりませんけど、多くの人が裸足を好む理由には、この国の人々があまり衣類に執着がないことも関係しているように思います。

マネージャークラスのそれなりの年の男性が、ほころびたり穴のあいたセーターを着てたり。
若い女性だって会社に行くのに男性が着るような大きなジャケットを着てたり、靴はボロボロのコンバースだったり。


だって執着したくても、この国にはそう沢山はおしゃれな服を手に入れれる店なんかありません。
店がないから執着しないのか、執着しないから店がないのか、、、。
と考え始めると後者のような、、、。
結局外見や人の目はあんまり気にせず、自分たちの楽な格好で楽に生きてるからなんでしょーね。


そんなわけで、もし他にも何かあったら教えて下さい。


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フランス人のお休み

ニュージーランドではわりに週末になるとあちこちで開催されてるマーケット。
で、行こう行こうと思いながらなかなか行く機会がなかったフレンチマーケットに行ってきました。

Aucklandにもいくつか有名なマーケットがあって、このParnellのフレンチマーケットもその中のひとつだと思います。
ぼくは南島Nelsonのサタデーマーケットが大好きで、うちのボス曰く「Nelsonのマーケットがおそらくニュージーランドで1番」とのこと。
なのではっきりいって、このフレンチマーケットにはあんまり期待してなかったんですが、これが想像以上に大きく楽しいマーケットでした。

French Market, Parnell


正式には「French Style Farmers Market」という週末の土日だけ開催されるマーケットは、その名の通りフランスの食材が集まるマーケットで、基本的にはParnellにある「Le Cigale」という倉庫を改装してできたような常設のマーケットに週末のみのテント露店が併設してできてるようです。
場所もParnellのメインストリートではなく、ちょっと離れた裏手にあるにもかかわらず結構賑わってました。

各テントやお店からはそれはもうおいしそうな匂いがプンプン。
クレープ、パン、チーズ、一品フレンチとどれを見ても魅力的。
なんてたってあのフランス料理のフランスですからね。

で、見てるとお客さんもわりにフランス人が多い感じ。
しかも家族連れ。
でもここに住んでるフランス人とゆー感じじゃなく、いかにも観光客。

例えばAucklandでは年に一回Japan Dayとゆー日本を紹介するイベントがあるんですが、そこにくるたくさんの日本人の多くはニュージーランドに住んでる日本人で、観光客は少ないです。

去年ニュージーランドでラグビーワールドカップがあった時に、日本対フランス戦を見に行ったんですが、そこでもやはりたくさんの観光できてるフランスサポーターを見ました。

French supporters, North Harbour Stadium


これは年間の有給休暇に関係があるようです。
フランスでは年間の有給が世界でトップクラスの30日。
ある資料によるとしかもその消化率はなんと100%。
そりゃ遠路はるばる家族で来ちゃいますよね。

ちなみに日本はたった11日で、その消化率にいたってはたったの45%。
日数的にはお隣韓国の10日についで少なく、消化率は世界でもっとも低いそうです。

そしてニュージーランドはとゆーと、祝日の11日とは別に年間4週間(20日)と法で決められています。
この4週間というのはPermanent position(日本でゆー正社員雇用)の場合で、例えばワーホリで来て少しバイトする場合はどーかというと、その場合雇用形態はCasual workerとなり、年次有給が計算されず代わりに給与に8%の上乗せが義務付けられてるはずです。
またPermanent positionにはこれ以外にも病欠で5日、忌引きで3日、土日祝日のいわゆる休日出勤は給料の1.5倍支払われ、さらに代休が与えられます。
消化率はこのデータにはありませんが、おそらくはお隣のオーストラリアと同じくらいかもう少し高いんじゃないかと想像します。


しかし30日も休んだら、もう働く気がしませんよねぇ?って別にまとめて取る必要はないんですけど、、、。


参考資料:
有給休暇国際比較調査2011” エクスペディア


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ニュージーランドといえばラグビー、ラグビーといえばAll Blacks

ニュージーランドで生活をする上で好きになって損はないスポーツがあります。
それはなんといってもラグビー。 今後もおそらく何度も取り上げていくと思いますが、今日はその第1弾。

日本でも一時はサッカー以上に人気のあったと言われるラグビーですが、残念ながら今はとても人気があるとは言えません。
ニュージーランドでもまだまだ一番人気の座は死守してるものの、やはりサッカーに少しずつ迫られている感じです。
が、昨年24年ぶりにニュージーランドで開催されたワールドカップで24年ぶりに劇的な優勝を飾ってからはまたじわりじわりと競技人口が増えてきてると言われています。

Richie McCaw & Graham Henry


その優勝したニュージーランドのナショナルチームこそが「All Blacks」。
日本で言うところの「侍ジャパン」?、とゆーよりもAll Blacksそのものがニュージーランドと言ってもいいと思います。
その証拠に世界的にニュージーランドのナショナルチームを「ニュージーランド代表」と呼ばれることはほとんどなく、どんな時でも「All Blacks」。
例えば「Japan vs All Blacks」って感じで。
さらにはイギリスのユニオンジャックを基にしたニュージーランド国旗をAll Blacksのエンブレムでもあるシルバーファーンに変えようという動きもあるくらいです。

ちなみに、ラグビー日本代表は国外をメインにそのエンブレムである「サクラ」と諦めない果敢なプレースタイルから「ブレイブ・ブロッサム(Blave Blossom)」と呼ばれていて、国内では単に「ジャパン」と呼ばれてます。
野球やサッカーの「監督名+ジャパン」は元々はラグビーの代表から来ているそーです。


ぼくもワーホリで来た時にたまたまスポーツバーで当時のワールドカップを見て以来ラグビーファンになって、日本でも国内リーグのトップリーグをよく見に行ってました。
が、残念なことにスタンドはガラガラ、周りにもラグビーファンなんて全くいませんでした。

ニュージーランドではどーか。
週末になると会社のボスから「今テレビ見てる?」なんてケータイにテキストが入ってきたり、月曜日には「土曜のゲームはよかったねぇ」なんて話をします。
日本代表の前ヘッドコーチJohn Kirwan(元All Blacksでニュージーランドでは英雄です)をはじめ、トップリーグにはニュージーランドの選手がたくさん助っ人として行ってることもあり、選手の話題で盛り上がることも少なくありません。

最近では「元」ではなく現役のAll Blacksが日本に行くこともでてきて、ひょっとするとラグビー場が一番身近に日本でニュージーランドを感じられる場所かもしれません。
機会があったら是非スタジアムに見に行ってみてください。
ルールなんて分からなくたって生のラグビーは大迫力で楽しいです。


All Blacks


オリンピック、サッカーワールドカップに次ぐスポーツの祭典、ラグビーワールドカップ。
次回は2015年にイギリス。
そしてその後は2019年にアジアで初めて日本で開催されます。
残念ながら日本の戦績はワールドカップ24年の歴史の中でわずか1勝。
1991年以来5大会引き分けが2回あるものの勝ち星はありません。
2019年の日本大会までになんとか「強いジャパン」を作り上げ、大盛上がりのワールドカップを日本で味わいたいなぁ。


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移民の国

ワーホリの時にはそんなに気にならなかったのに、今回移住してきてすぐに気づいたことがあります。
それはニュージーランドは移民の国だってこと。
移民って一言で言ってもなかなか難しくて、例えば移民してきた中国人カップルがいたとして彼らがこの国で生んだ子どもは、見た目は完全に中国人でも移民じゃない。


調べてみたら国全体の人口約440万人のうち、約23%は国外で生まれてるそーです。
23%ってことは約100万人。
そしてその100万人のほとんどが住んでるのが国内最大の都市Auckland。

City of Sails, Auckland

Aucklandの人口は総人口の3割に当たる約140万人で、その内ニュージーランド人とヨーロッパ人で約半分の70万人。
ってことは残りの半分は少なくても見た目はニュージーランド人には見えない人々。
単純に街を歩いていてすれ違う2人に1人は中国人だったりインド人だったりパシフィックの人々だったりで、そしてみんなそれぞれ自分の母国語で話をして、そんな民族間を埋めるのが英語。
英語ってすごい。
ま、「それって英語なの?」って英語を話してネイティブに呆れられてるのもいるけど、、、。
あと、どこをどー見たってアルファベットが見当たらない中華料理もあるけど、、、。


なんでニュージーランドがこれだけ移民を受け入れてるかとゆーと、それはニュージーランド人が移民してしまうからです。
出ていってしまう自国民の穴埋めに、他国から優秀な人材を受け入れざるを得ないってわけですね。
お隣のオーストラリアや、イギリスにいけばもっとエンターテイメントもあるし、同じ仕事で2倍3倍稼げるとなると当然の結果。
そのおかげでぼくらみたいなのでも永住権が取れちゃったりするんですけどね。


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