寄付の文化

日本では見かけないけど、ニュージーランドではわりとアチコチで見かけるコレ。
大きなポストのような形してますけど、入れるのは手紙じゃなくて服。

Clothing bin


日本だと着なくなった衣類は雑巾にするか捨てるかがほとんどだと思います。
古着屋もありますが数も少ないし、よっぽど価値のあるものじゃないと引き取ってくれないでしょう。

ニュージーランドでももちろん日本のようないわゆるブランド物を扱う古着屋もありますが、それよりも圧倒的に多いのが非営利目的のリサイクルショップです。

具体的にどーゆーことかとゆーと、家で着なくなった衣類を上の写真のようなClothing binに持って行って放り込みます。
あるいは店によっては店頭に直接持って行ってもいいみたいですが、それを受け付けると開店してない時間帯に店の前に不要品を持ってきて置いて帰る人が多く店先がゴミの山のような状態になってしまうらしく、ほとんどの店がClothing binの利用をすすめています。
Clothing binに入れられたものは回収されて、Red Cross ShopsやSalvation Army Family Storesなんかで格安で売られ、その収益がそれぞれ団体のサポートするところに寄付されるわけです。

Salvation Army Family Store and Red Cross Shop


こーいった非営利のリサイクルショップはわりとアチコチにあって、うちの近所にも徒歩10分圏内にRed Crossが2件、Salvation ArmyとHospice shopがひとつずつあって、特に週末は子供から大人まで沢山の人で賑わってます。

売られてるのはホントにどーしよーもなさそうな食器から本やボロボロの服におもちゃ、中には買う人がいるのかどーか古下着まで様々。
もちろんまだまだ使える掘り出し物もあります。


ニュージーランドで生活してるとホントに「寄付の文化」がすごいとゆーことを感じます。
場所によっては小学校だって寄付で運営されているところもあります。

日本のように駅前で大声出したり頭を下げたりしてお願いする、とゆーことは全くなくどっちかとゆーと募金箱をガシャガシャ振って注意をひいて「募金してよね」的なスタンス。
他にも募金活動は街角でビスケットを売ったり、sausage sizzleと呼ばれるホットドッグを売ったりと。
普通に家やオフィスに募金箱を持って廻ってくることもありますし、そして誰もそれを嫌がったりはせずむしろ進んでサポートをしています。

日本人にはなかなか馴染むのが難しいけど、とってもニュージーランドらしいいい文化だと思います。


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